自然や神社仏閣。時間と共にある形や原風景の中に、心や体を癒す何かがある。共に生きた人の歴史がある。(10年1月8日)
村から都市へ。そして、また村へと、個のない便利さから、もう一度ヒトへと回帰する。(10年2月24日)
春。時のうつろいと色彩の多様さ。明日への広がりを無限に感じる。幸せであることの大切さ。(10年4月1日)
ワラビ、筍、ツツジ、そして新緑。すべてのものが縁取りもクッキリと。明日へ。(10年5月8日)
まだ開けぬ梅雨。選挙の夏。懐かしき友と語り、照らす未来。(10年7月13日)
澄みわたった青い都会の空。地表では人と人との空気を振動させた心の触れ合い。(10年8月3日)
人の歴史と自然の循環の中に、父や母や祖父や祖母や、そのずっと前からの共に歩んだ時間がある。共生の時間がある。(10年8月30日)
自然の持つ視覚的な単純さの中にある緻密さと、人工物の視覚的な猥雑さの中の稚拙さ。人類はまだまだ自然に学ぶことは多いはずですが。(10年10月27日)
たわわに実る柿。生垣の上に積もる落葉。そして我が季節を自己主張するイチョウの黄葉。(10年12月1日)
師走も押し迫り、年も移ろうとするのに、たわわな柿。人との営みの中で21世紀も10年が過ぎようとしています。(10年12月28日)
元旦の雪。門松。縁起物の熊手。桜の枝には新芽が萌える。人と自然の継続的な調和が、今年も続きます。(11年1月5日)
一条の光も、結句ひとが選ぶもの。そこにどんとある存在感は、信頼もでき、またいつ裏切るとも知れず。(11年2月7日)
桃の節句。春近しと一番の風。芽生える緑。(11年3月3日)
アカメや椿など、人が手をかけた自然が人の目を楽しませる。自然との共生を、この春ほど強く感じた年はありません。(11年4月5日)
台地を分けて伸びる筍。地にコミュニケーションの手をつないで。生まれ来る子どもたちのために、千年の時をも超えて。(11年5月6日)
節電の夏。涼を求めて散歩へ行く。自分の足でさえ歩けば、あちらこちらに風はそよいでいます。生きることの再考察を。(11年7月4日)
蝉の羽化というものを、はじめて見ました。生命の継続は、人類の工夫や信仰の中から、再考を必要とするでしょう。(11年8月19日)
チリチリと、なぜかチリチリと、細部が気になる季節です。秋も深まってきました。(11年10月11日)
四季かわらぬ虫たちの営みに、ふと秋を感じるトンボの羽、キラリ。(11年11月5日)
そろそろ冬支度の植物たち。今年もあと1か月と、商戦たくましき秋葉原。(11年12月1日)
あちらこちらで新年の準備も終わりました。動と静、そして色相のある70億の地球市民。(11年12月29日)
永き空間ポッカリと。そして新たな出発へ混沌と廃棄と整理……。整理……。時代を整理。(12年3月22日)
花びらの海に一年を思う。春は花、上へ上へと生物は大きく。真似る人の愚かさよ。(12年4月17日)
田植えにアジサイ。生きるものの成長。思うは安心と安全。(12年6月7日)
生と死。今を生きる我々。ずっと昔から、そして、ずっと未来へと気持ちは連なる。(12年7月20日)
稲穂にバッタ、そして蝉の抜け殻。青い空に浮かぶ白い雲。スイレンは日射しとともに。(12年9月4日)
蜜蜂、蝶にとんぼ。いのちの繰り返し。生命讃歌のこの地球を子どもたちに残したい。(12年10月9日)
この季節にもミドリは多い。花も多い。そして虫も。遠き空の向こうに巨大な人工物、飛ぶ。(12年11月14日)
雪が降る。人口の標榜にこびりつく水の結晶。餅こねる手は遠い西の記憶。(13年1月14日)
田んぼのあぜ道に土筆坊。馬込川の土手から菜の花の畑。そしてやはり桜の季節。(13年4月6日)
太陽の光。大地の慈しみ。それらの恵みを受けるための感謝。祭りは暮らしの中での年に一度の意識できるとき。(13年5月4日)
オケラにてんとう虫、そしてはじめての収穫。やはり大地と太陽の恵みに感謝。ただ我々はいまだに身勝手です。(13年6月7日)
蝉、ミツバチ、共に生きる大地。自然に感謝。(13年7月21日)
人の営みと雀たちの生き方。季節を教える曼珠沙華。(13年10月3日)
この時期芽吹く大根。美しさを求める人の欲求がもたらす種の多様性。その裏と表。(13年11月6日)
収穫の大地。そして祈り。新年という響きに、新たな誓いを。ときに立ち止まり思い出すこと、忘れないこと。(14年1月15日)
芽吹き、花咲き、実をつける。南天は「難を転ずる」とも言う。(14年2月7日)
春、桜咲き、ツクシ・ナズナ天に向かう。ようやくこの地に1年、まだまだ新参者。(14年3月25日)
筍、椎茸は二人の思い出。春逝く。ある時代の終り、新たな時代がはじまる。(14年5月9日)
グルグルと回る生物の関係。その中に我々人類もいる。あらためて、自然に感謝。(14年7月28日)
日の光と大地。生きとし生ける物は愛おしい。(2014年9月25日)
自然の移ろいとその中にある人の営み。短いようで長い年月。(2014年12月4日)
この空の向こうにも人はいる。ま・あ・る・い地球。恨まず、憎まず。(2015年1月31日)
春。次の世代に細胞は作り替えられる。新陳代謝のいま。(2015年3月9日)
虫も花も、活発に動き成長する季節です。明日が楽しみ。(2015年7月2日)
空と大地と水と。そして生と死。次の時代に何を?(2015年8月15日)
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」今年は秋雨前線が居座っています。(2015年9月7日)
鮮やかな朱。季節は冬。その中に夏の忘れ物。(2015年12月6日)
抜ける空。仰ぐ。(2016年2月12日)
大気・虫たち・人が作ったモノ。そして自然。やはり森羅万象。(2016年8月20日)
天空へ。朱の宇宙は46億年の旅。(2017年1月8日)
清々しく、空へ。タンポポの種、ふぅわりと。(2017年5月2日)
コスモスは宇宙かな。アップにアップに。今度はロングに。(2017年11月1日)
にび色の世界。それでも梅が咲き、ボケが芽吹く。(2018年3月2日)
空と大地のめぐみ。名も知らぬ草花の咲き競う。(2018年7月4日)
命、燃える。今、いちばんの時。西瓜、茗荷、バジル、そして蝉。(2018年8月4日)
秋。稲刈り。大地と空からの恵みに感謝!(2018年10月11日)
春。明けの明星が月とランデブー。(2019年1月7日)
空気があり、大地があり、そこに生きる。日々穏やかに。(2019年2月6日)
あるのは、ただ人と自然の営み。(2020年7月1日)
四季の色々。思いはいずこに。鯉、紫の花は家族の愛。(2020年11月4日)
生物の生き死、諸行無常。何故に殺し合うのか?(2022年4月5日)