ペコのサラブレッド
ダイジェスト(かなりさぼりました。1ヶ月ごとを簡単に、思い出せる範囲で書かせていただきます)

●3月
アズミねぇさんの後、3月最後の日にも1頭生まれました。こちらも初子。ドクターねねです。こちらも大変には大変だったのですが、アズミねぇさんとは比にならず。お乳を飲ませるという行為に、多少戸惑って脚を上げて蹴ろうとしましたが、何回か繰り返すうちに慣れてくれました。
アズミねぇさんはといいますと、この頃ニンジンで釣るという作戦に決定した為、アズミねぇさんの周りには必ずニンジンがありました。育成の皆様、ニンジンありがとうございましたm(_ _)m
今の私が無事なのはあのニンジンのおかげです。きっと……。

●4月
4月は、今思うと前半かなり忙しかった(>_<)。予定日を過ぎていた馬たちが3、4、5、7、8日と連続して出産(ルアちん、ラーちゃん、ラブルーねぇさん、スイープお嬢、シーさま)。予定日どおり産んでくれていたら、もっとばらけていたはずなのに。もう毎日睡眠不足でした(;_;)
それと種付けの方も本格的にスタート。場長は種付け、私は馬屋仕事と馬の番。さすがに馬屋仕事は慣れたとはいえまだまだ一人はつらいですね(>_<)
でも12日から牧場でお世話になっている調教師さんの息子さんが短期研修(6月20日まで)で働きに来ることになったので助かりました。 男の子は力があって羨ましい(;_;)
月の後半にも2頭生まれ(グレねぇ、サンデー母さん)、あれよあれよと残り2頭になってしまいました。

●5月
残り2頭はまたどちらも初子です(シルねぇ・デイねぇ)。同じ予定日だったのですが、また遅れました。今年はほぼ予定通り産んだ馬は一頭だけ。あとはみんな予定日よりだいぶ遅れました。
どちらも大人しい馬なんであまり心配はしていなかったのですが、アズミねぇさんの事もあるので一応(-.-;) 1頭の馬にはそれとは別の心配がありまして……。この牧場では、とある有名人の馬を預かっていまして、どうしてか毎年何か事件が起こるのです。
私が働きだして最初の年は、お産直後母馬が腹痛になり早々に乳馬にチェンジ!母は馬の病院にちょっとの間入院となりました(>_<)
次の年は、大変でした。悲しい出来事ばかりが続きまして……。また今度お話します。
で、今年はといいますと。とりあえず5月の時点ではまだ何事もなかったです……(^-^;)
種付けも順調です。ここの牧場は!(噂では、他の牧場では今年はとまりが悪いそうです)

●6月
お産は無事終了しました。ひと安心です。種付けも中旬で終わりました。今年は14頭中13頭の受胎を確認!また来年は忙しくなりそうです(;_;)
6月は腹痛、脚痛になる馬が多かったです。毎日違う馬が腹痛ということで、しばらく獣医さんのお世話になりました。青草が茂ってきて……食べ過ぎです(^_^;)加減して食べなさい!って感じです。でもその単なる食べ過ぎから、とんでもないことになるおそれありなので軽視もできず(;_;)
脚の方も青草に露(このころは霧が多かったんです)が溜まったことがそもそもの原因です。
そして人々が毎日草刈りに追われるのも青草のおかげ(?)しばらくはこの青草に悩まされそうです。
しかも、例の有名人の預かり馬のちびが謎の骨折!生まれて間もないので、しばらく固定していれば治るみたいですけど。今年は何もないと思っていたのに、やっぱりありました(;_;)

●7月
今年はなかなか暑くならないです。仕事で動いていないと半袖では寒いくらいです。暑いのはいやですが、このまま寒いままというのもどうなんだろう?ワガママですね(^_^;)
脚痛の子は相変わらずです。良くなったかな?と思うと次の日にはまた腫れてしまう。その繰り返し。痛みはあまりなさそうなので腫れだけひいてくれるといいのですけど……(>_<)
今月の後半からまた別の男の子が新しく働きに来てくれるようになりました。助かります(^-^)

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